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生前の物語~Epic of Ala Mhigo~序文

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南ザナラーン、ブロークンウォーターの洞窟に小さな村落がある。

その名を『リトルアラミゴ』と言った。

小さな泉に雨風が辛うじて凌げる洞窟。

中に入ればなんとも言えない不衛生な湿気と臭気が漂う。

村落と言っても人の出入りは少なく、村民たちは総じて覇気がない顔をしていた。

それもそのはずだ。ここはかつて、エオルゼア都市国家郡の一つとしてアルデナード小大陸の東端、高地ギラバニアを領していた軍事都市国家『アラミゴ』の難民が逃げ果てて作った場所なのだから。

ザナラーン中央に位置し、一帯を領している交易都市国家『ウルダハ』。

『リトルアラミゴ』の難民たちは辛うじて『ウルダハ』の領地の一部を借りて生活しているにすぎない。

ウルダハの民ではない彼らには、満足のいく物資の支給や支援など受ける事ができないのだ。

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私はこの場所を、久しぶりに訪れていた。

懐かしい香草を煎る匂いがする。

友と共に香草を探しに森へ出向いていったのを思い出す。

崖の近くにしか咲かない小さな青い花をつける香草だった。

一度低い崖から落ち、右頬を枝で切ってしまった事がある。

その時もこの香草で傷を癒してもらっていた。

怪我をするたびに、身体をもう少し労われと説教されていたものだ。

あの時、共に笑いあった友はもういない。

あの時、傷を癒してくれたあの人はもういない。

それはもう30年以上も前の話だ。

この地を訪れたのだから、語らなければならないのだろう。

なぜ私が、自ら命を絶ったのか。

なぜ私が今もなお、現世に留まり続けているのか。

すべての始まりはおよそ1西紀前、第六星暦まで遡ることになる。






さぁ、いま一度、あの頃の姿に戻り語り始めよう。




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我が故郷『アラミゴ』の終焉へと続く昔語りを・・・。




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プロフィール

リムサの亡霊Chico

Author:リムサの亡霊Chico
FF14のお化け装備(ウェイリングスピリット)の魅力にとりつかれた人。
装備集めやコンテンツ攻略そっちのけで元気にどっかでお化けしてます。
住処はリムサロミンサのエーテライト北にあるベンチ。


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座右の銘:亡霊の正体見たりやはりChico

将来の夢:お化け装備をミラプリ化実装させること